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子育てマンガ「お父さんは家事忍者マスター?」
プロフィール
エイイチ
東京のデザイン会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターに。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭インターナショナル・ショートフィルム・ショウケース部門優秀アニメ賞を受賞するなど、アニメ、漫画、イラストの制作で頑張るパパ。
早朝&深夜にこっそり “ニンジャ家事”のススメ
日々、仕事&家事&育児を、一生懸命頑張っているママたち。
夜になると、こっくりこっくり。
ああ、まだやり残した家事があっても、たまった疲れと眠気に勝てないこともしばしば。
ああ、寝ている間にやり残していた家事が終わっていたら……
そんなにありがたいことはありませんよね。
ならば!そんな時こそあなたの出番。
仕事で疲れてゆっくりしたい気持ちは重々承知ですが、みんなが寝ている隙こそチャンスです!
夜、眠りにつく前、もしくはちょっとだけ早起きして、
ほんの少しの時間でできる家事を“こっそり”しておけば、きっとママも喜んでくれるはず。
抜き足、差し足、忍び“家事”
“ニンジャ”のようなパパの活躍が家族の笑顔作ってくれるはずです。
ではパパたちはどんな“ニンジャ家事”をしているのか?
目黒区で活動するパパたちで結成されたパパコミュニティ「めぐろパパネットワーク」通称「めぐパパ」の皆さんの親睦会に忍び込み、実際に皆さんが深夜や早朝にこっそりやっている家事を教えていただきました。
妻の靴掃除(靴みがき)出かけようとしたら靴がピカピカ!
これはうれしいですよね。
換気家の中の空気もキレイに!
これで家の中だけでなく家族の風通しも良くなるはず。
家計
(備品の発注、ネットでの購入)家のお金を管理することも大事な家事の一つ!まさに見えないバックアップ。また、かさばるトイレットペーパーや重たいペットボトル飲料は、ネットで注文しておいてくれると助かりますよね。
おもちゃの片付け起きたらリビングなどの共有部分がキレイに!
これはありがたいですよね。
お風呂・洗面所の
排水口の掃除掃除したことにすら気づかない!
これぞ究極のニンジャ家事。
麦茶作り飲もうとしたら、ない!
こんなストレスがないのは
ありがたい。
お風呂のカビ取り+
洗濯槽クリーニング洗濯槽!!確かにこれはなかなかやらないのでうれしい。
自分の着替えたものを
片付ける自分のことは自分で! 基本ですが、ここからはじめましょう。
ついでに子供の服も片付けてくれたら、さらにうれしい!
皆さん、なかなかのニンジャぶり。
しかし、こうして見ると本当にたくさんのバリエーションがありますね。
スペシャリストが提案する
“秘伝のニンジャ家事”
さて、一般のパパたちもかなりいろいろやっている人がいるようですが、今回はさらに“一流の忍び”(要は家事のスペシャリスト)に弟子入りして、“秘伝のニンジャ家事”(要はオススメの家事)を教えていただきました!
お笑いコンビ・どきどきキャンプとして活動するかたわら、名誉トイレ診断士、掃除能力検定士、トイレクリーンマイスターと3つの称号・資格を持つ佐藤満春(通称:サトミツ)師匠。掃除業者の現場に同行し、トイレ掃除の講習を受けた経験もあるそうです。そんなサトミツ師匠がオススメする、トイレのニンジャ家事とは?
トイレでオススメしたいニンジャ家事といえば「便座の裏」と「トイレの壁」のケア
「便座の裏」には様々な汚れがつきます。尿はね、水垢、場合によってはカビが生えてしまう場合も考えられ、人知れず悪臭を放つ原因でもあります。 一方「トイレの壁」は思ったより尿はねが散っていて、クロスにしみ込んだ尿が、 アンモニア臭を放ってしまうことが多いのです。
いずれも柔らかいものにアルコールスプレーを吹きかけ優しく拭くだけ。理想はそれぞれ別のマイクロファイバーのタオルがいいですが、使い捨てのトイレ掃除ペーパーやトイレットペーパーでも構いません。
いずれも、汚れていることにすら気づかれていないケースも多いので綺麗になったところで気が付いてもらえるかどうかわかりません(汗)。ただ!ニンジャ家事は「褒められる」ために行うものではなく、みんなの快適生活のために「ひっそり」行うもの。
この2か所のニンジャ家事が家族のトイレ生活を良好にすることでしょう。
男女3人の子育てのかたわら、様々な家事・育児事例を知る「暮らしのプロ」として、全国で家事や子育てに関する各種講演、講座、ワークショップを開催している家事セラピストの粂井師匠がオススメする、ニンジャ家事とは?
お風呂は基本。あとはストック補充が何より助かる!
結婚して25年経ちますが、思い返してみると夫は完全に“ニンジャ”でした。夫の帰宅は深夜になることが多かったですが、当初から一緒に家事をすることを約束していたので、帰宅してからやる習慣があったようです。
「お風呂は最後に入った人が洗う」というのが我が家のルールだったので、必然的に帰宅が遅い夫の役割になりました。お風呂は寝室から遠いことが多いので、音が気になりません。ぜひ思いっきり洗ってください。次の日に風呂掃除をしようと思ったらシャンプーなども整頓されているので「あ、やっておいてくれたんだ」と気づいて、感謝するのはもちろん、夫にやさしくなれます。
あと、本当に助かったのはストックの補充です。私はうっかりしているので、けっこう忘れがちだったのですが、必ずストックがあったのは本当にありがたい限り。シャンプー、コンディショナー、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、洗剤各種、ラップやストックバッグなど。深夜や早朝にはお店が開いていないので、昼のうちに仕事の合間に職場近くのドラッグストアなどで買っておいて持って帰ってきたそうです。
人によって苦手な家事は違うので、とにかくその苦手な部分をフォローすればポイントが高いことは間違いないと思います。
洗剤やハミガキなど様々な家庭用品を提供するライオン株式会社。生活情報メディア「Lidea」での情報発信や、自治体とタッグを組んで円満な夫婦を後押しする「夫婦円満都市推進プロジェクト」などでも活躍する杉本師匠がオススメする、キッチンのニンジャ家事とは?
洗うアイテムもキレイに!忘れがちなスポンジ除菌
過去に行った調査で、夫婦の間には様々な家事に関する認識の差“家事ギャップ”があることが明らかになりました。その一つが「夫はやっているつもりだけどそれを妻が認めていない」という家事の負担意識ギャップなのですが、やったと思っていても、最も認められていない家事が「食事の後片付け」でした。 これは夫が、お皿を洗うところまでしかしていないケースが多く、その後に必要な生ごみの処理や排水口の掃除などが残っているからであると分析しています。
さて、ニンジャ家事という意味では、普段きちんと食器洗いをしている人でも忘れがちになってしまうことを、寝ている間にひっそりと行うオススメの術があります。
それは、食器洗いに使うスポンジの除菌。 使った後のスポンジをそのまま長時間おいておくと、驚くほど菌が増殖してしまいます。そこで、そんなスポンジを寝ている間にこっそり除菌しておきましょう。 やり方はとっても簡単。スポンジについた汚れと洗剤を一度きれいに流したら、スポンジ除菌ができるタイプの洗剤を、もう一度、ちょっと多めに(約8ml)つけて、クシュクシュ。泡がスポンジ全体に行き渡ったら、次に使う時まで水で流さず、そのまま置いておくだけでOKです。
洗剤をつけたまま置いておくだけなので、音もほとんど出ませんし、ニンジャにはオススメだと思います。
靴磨きからスポンジ除菌まで、こんなに様々なニンジャ家事が存在するとは本当に驚きです。このメソッドが巻物になる日もそう遠くないかもしれません(笑)。
またニンジャ家事を知ることで、実はママが普段知らないうちにやっていたことを知るきっかけにもなることでしょう。
最後に、注意点。少しくらい頑張ったからといって調子に乗ることは禁物。やっておいてあげた的なドヤ顔アピールをしたり、ママに“余計なことをするな”と思われるようなことをしたりしては元も子もありません。
まずは何よりママが求めているニンジャ家事を知ること、そして、そのためのコミュニケーションこそが最も大切ではないでしょうか?忙しい中でやることは簡単ではないかもしれませんが、そこは家族の笑顔のためと思って。
さあ、あなたもニンジャ家事に挑戦してみませんか?