パパズ・スタイル
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目次

子育てマンガ「ダンスのコツは楽しむ事!」

プロフィール
エイイチ
東京のデザイン会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターに。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭インターナショナル・ショートフィルム・ショウケース部門優秀アニメ賞を受賞するなど、アニメ、漫画、イラストの制作で頑張るパパ。

親子で踊ると楽しい!パパと一緒にダンスをしよう

寒い季節は部屋の中でじっとして過ごしがち。
そんな時は、子供と一緒にダンスをして遊びませんか?
親子でリズムを合わせ、ノリノリで踊れば、心も身体も温まりますよ。
ダンスをしたことがないパパ・ママも大丈夫。

今回は、
子供と一緒にダンスを楽しむコツや
ダンスを盛り上げる手作りアイテムの作り方をご紹介します!

親子でダンスをしよう!

 保育士からキャリアを始め、現在はダンスと保育を掛け合わせて親子ダンスイベント等を開催する株式会社ぎゅぎゅっとハッピー代表取締役の三原勇気さん。

ダンスは親子のコミュニケーションツール

 私は学生時代から、ダンスを通して、言葉も国籍も年齢も異なる人達が笑顔になる瞬間を見てきました。
ダンスは単なる運動ではなく、人と人の心をつなぐコミュニケーションツールでもあります。
親子が一緒になって楽しむことで、お互いの感情を自然に共有することができ、お互いの存在を認め合い、親子愛を育むことに繋がります。

 親子でダンスをする時、子供はただ身体を動かすことを楽しんでいるにも関わらず、親の皆さんが上手くできなきゃいけないと思ってしまい、ダンスにハードルを感じる方が多いです。
しかし、本来は手を挙げるその動作もダンスです。
手の挙げ方に上手い下手はありませんし、間違っていると指摘されることはなんだかおかしいですよね?子供にとっては、大好きなパパ・ママと踊ることは一つのイベントです。
そのため、楽しむことを最も大切にしてください。

 ダンスは、見様見真似で行え、完璧を求める必要はないため、小さな“できた”が積み重ねやすく、子供にとっては自己肯定感を育みやすい運動です。
子供には「上手いからすごい」のではなく「そんな動きもできるんだ」というように、評価軸ではなく共感軸で褒め、認めることが大切です。

親子でダンスをする時に気を付けたいポイント

 子供が安全にダンスを行うために、場所と服装には気をつけましょう。
両手を伸ばして、物にぶつからない距離感、衝撃がやわらぐ素材(ラグやマット、絨毯)の上などで行うようにしましょう。
服装は、スウェット素材など伸縮性のある動きやすいものを選ぶのが良いと思います。

 また、子供はダンスを始めると夢中になり、水分補給を忘れてしまうことがあるため、子供の汗の量などを確認しながら適宜水分を取るように声がけをしましょう。

親子で楽しむダンスのコツ

 子供とダンスを行う際は、大きな動作で、感情をわかりやすく表現することを意識しましょう。
また、ハイタッチなど子供と身体を接する内容にすると、スキンシップを通じて愛情を伝えあうことができます。
どんな曲でも取り入れやすく、子供が喜ぶ振付の例をいくつか紹介します。

1

腕を振ってワクワクしている様子を表現

2

手を握りながら一緒に回る

3

人差し指でお互いの身体をやさしくツンツン突き合う
※目をつつかないように注意しましょう

4

ハイタッチ

5

ぎゅっと抱きしめたあと、腕を広げてハッピーな気持ちを表現

 これらのダンスは子供の年齢に応じて行うことができます。
例えば、0歳児のまだ歩けない子供でも、抱っこをしながら一緒に回ったりして踊ることができます。
子供はそれだけでも楽しそうにしてくれます。
筋力がついてきた4,5歳の子供は、ジャンプをしながら踊るなど、自由にアレンジして楽しんでください。

ダンスをさらに楽しむ手作りアイテム

 キャラクターや動物のお面を付けて踊ったり、音が鳴るおもちゃを持って踊ったりと、ダンスは道具を使うことで表現の幅が広がって、さらに楽しむことができます。
今回は、手作りマラカスベルと動物カスタネットをご紹介します。

<手作りマラカスベル>

材料・道具

  • 金と銀の折り紙
  • モール 1本(15cm程度)
  • 割りばし 1本
  • 紙コップ 2個
  • シール
  • 両面テープ
  • はさみ
  • ボールペン

作り方

  • 1金の折り紙を紙コップの側面の大きさに、銀の折り紙を紙コップの側面の1/2の大きさに切る
  • 22つの紙コップの側面に、1)で作成した折り紙を両面テープで貼り付ける
    (1つは金の折り紙を全面に貼る。もう1つは紙コップの底を上に向けて、下半分側に銀の折り紙を貼り付ける)
  • 3金の紙コップの側面に好きなシールを貼る
  • 42つの紙コップの底の中心にボールペンで穴をあける
  • 5モールの先に3cmほどに切った割りばしをT字になるように巻き付ける
  • 6銀の紙コップの底を上に向けて、その上に鈴を置く

  • 7金の紙コップを銀の紙コップの上に重ねる
  • 8紙コップの内側から2つの紙コップの穴にモールを通す
    (銀の紙コップの中に割りばしがひっかかるようにする)

  • 9紙コップの外側に出た モールを輪っかに整えて完成

注意点等

  • 鈴など小さいものを使うときは、小さなお子様が誤飲しないように管理をしてください。
  • モールの先がとがっているので、目などに入らないように、また肌を傷つけないようにご配慮ください。
  • 鈴は、どんぐりやお米など他のもので代用することで音が変わります。いろいろな素材をつかって音遊びを楽しんでみてください。

<動物カスタネット>

材料・道具

  • 紙皿 1枚
  • 色紙
  • ペットボトルキャップ 2つ
  • 紙コップ 2個
  • 両面テープ
  • ビニールテープ
  • はさみ

作り方

  • 1紙皿の片面に色紙を貼る(裏表どちらでもOK)
  • 2色紙を貼っていない面を内側にして2つ折りにする
  • 3ペットボトルのキャップを紙皿の内側の端と端にそれぞれビニールテープで接着する

  • 4色紙で動物の目と口と耳のパーツを作り、紙皿の外側に両面テープで貼って完成

音楽を流したり、一緒に歌を歌ったり、リズムを感じながら手作りアイテムを使ったダンスを自由に楽しんでみてください。

ダンスを通したスキンシップは親子の絆を深めることがわかりました。
踊ることが恥ずかしいと感じるパパ・ママもいるかもしれませんが、子供とダンスができる今この時間を大切にして、ぜひご自宅でも取り入れてみてください。