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  5. 第38回:子供だって興味津々!親子で“お金”について考えよう
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目次

子育てマンガ「お金は考えて使おう」

子育てマンガ「お金は考えて使おう」1子育てマンガ「お金は考えて使おう」2子育てマンガ「お金は考えて使おう」3子育てマンガ「お金は考えて使おう」4子育てマンガ「お金は考えて使おう」5

プロフィール
エイイチ
東京のデザイン会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターに。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭インターナショナル・ショートフィルム・ショウケース部門優秀アニメ賞を受賞するなど、アニメ、漫画、イラストの制作で頑張るパパ。

 

子供だって興味津々!親子で“お金”について考えよう

生きる上で必要不可欠な“お金”。「子供にお金について教えるのはまだ早い…」と考えるパパ・ママも多いかもしれません。
しかし、ネットショッピングやキャッシュレス決済が普及し、子供が現金を目にしたり、触れたりする機会が減っている今、子供にお金の大切さを伝えていくことが一層求められています。
家族のために一生懸命働き、家計のやりくりを頑張っているパパやママだからこそ伝えられる想いもあるハズ!

そこで今回は、
日常生活の中でお金や物の価値を子供が考えるきっかけとなるノウハウや、遊びを通じて楽しみながら学ぶ方法をご紹介します。

子供と一緒にお金について考えよう

 子供のころから正しい金銭感覚や知識を学ぶ重要性を伝え、親子を対象に様々な切り口でお金や社会の仕組みを教えているファイナンシャルプランナーの八木陽子さんにお話を伺いました。

便利な時代こそ意識的に伝えたいお金の大切さ

 人生100年時代において豊かな人生を送るには、長く収入を得たり、運用したり、支出を管理するといった「お金との付き合い方」が大切です。そして、将来お金を適切に管理・運用していくために、子供の頃からお金の大切さを実感し、正しいお金の使い方や金銭感覚を養っていく必要があります。

 しかし、ネットショッピングやキャッシュレス化が普及したことで、親が現金を持つ、支払う、受け取るといった機会が減り、子供はお金が目の前で動くことを実感しづらくなりました。ネットショッピングはお金を使わずに物が買えると思っている子供もいます。また、ICカードはお金の価値を感じにくい側面があり、1,000円札は落とさないようにするのに対し、1,000円チャージされたICカードは紛失しやすいといった話をよく聞きます。

 便利な社会に移り変わるにつれ、お金について学ぶことが益々重要となってきています。パパ・ママはそのことを念頭に置き、どうしてお金が手に入るのか、どうして物を買うときにお金を支払うのかを伝えながら、お金の価値や物の価値を教えていくことを意識しましょう。

日常会話からお金の感覚を身に着けよう!

 お金の感覚は、日常生活のコミュニケーションの中にこそ、身に着けるチャンスがあります。買物の時などの各シーンで、使えるお金には限度があることなどを伝えていきます。スーパーの買物では、「お菓子をたくさん買うと晩御飯のお金がなくなっちゃうから1個だけだよ。」というようにほしいものを好きなだけ買うことができない理由も伝えていくと、お金の価値や我慢することの必要性がわかってくると思います。

 また、オンライン、オフライン問わず買物の際に、商品の金額を見ながら「こっち商品よりもこっちの商品の方が高いのはどうしてかな?」というように物の価値について一緒に考えるなど、日常にお金の話を取り入れてみましょう。

お小遣いで消しゴムを買うと、大切に使うようになる?

 よく聞かれる質問に、お小遣いやお年玉の与え方の話があります。家庭によって様々な考え方がありますが、私は年齢に応じた適正な金額を渡し、自分が使える限度額を考えさせることが大切だと思います。「今日100円を使ったら明日は何も買えない」という状況は、子供がお金のやりくりや本当に必要なものについて考える力を養うことに繋がります。

 また、頻繁に物をなくす子供にお小遣い制を導入し、自分で文房具を購入・管理させたところ、物を失くさないようになったという事例もあります。このように自分で使用するものを子供自身に買わせることで、物を大切に使うきっかけにもなるでしょう。 夫婦で話し合い、各家庭に合ったお金の与え方や金額について考えてみてください。

遊びを通してお金の大切さを知ろう

 お金の大切さは遊びを通じて楽しみながら教えていくと効果的です。 例えば、普段やっている“ごっこ遊び”で、もう少し踏み込んでお金の動きの話をしてみると遊び感覚でお金について考えることができます。

 おもちゃのお札やコインを用意して、親がお花屋さんやケーキ屋さんになりきり、商品を渡し、対価としてお金の受け渡しをします。それにより、お金を払った対価に物をもらえた感覚をつかむことができます。反対に、子供がお店屋さんをすることで、物を売ったからお金をもらえたということを学べます。

 「普段パパ・ママがこうやって働いているから、お金があるんだよ。」と伝えたり、「お金をもらうためにはどうやって売ればいいかな?」と一緒に考えてみましょう。

 お金の話は、生き方の話にも繋がります。 「どうやってお客さんにありがとうって言われたい?」「どうやって人の役に立ちたい?」「お花を売ったらママが喜んでくれた!」「パパはどうやって皆を喜ばせているの?」というような会話やシチュエーションを作ることで、お金を通じて自分の生き方や価値観について考える機会を設けてみましょう!

 金融広報中央委員会では、知るぽると(https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy/)というサイトを通して、金融リテラシーマップを発表し、年齢層別に最低限身につけるべき金融リテラシーについて公表をしています。

 このようなツールも参考にしながら、子供にお金の大切さを伝えつつ、パパ・ママ自身も家庭のマネープランについて、今一度考える時間を設けてみてください。

お金は生きていくうえで欠かせないものだからこそ、家族みんなで考えていきたいですね。
これを機に、夫婦でお小遣いの与え方を話し合ったり、子供に買い物ごっこを通じてお金の大切さを伝えるなど、お金を切り口としたコミュニケーションを実践してみてはいかがでしょうか。