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子育てマンガ「『ママがいい!』は 繰り返す」
プロフィール
エイイチ
東京のデザイン会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターに。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭インターナショナル・ショートフィルム・ショウケース部門優秀アニメ賞を受賞するなど、アニメ、漫画、イラストの制作で頑張るパパ。
パパの心にグサッと刺さる「パパいや!ママがいい!」パパ・ママそれぞれにできること
パパにとって一番グサリとくるのは「パパいや!ママがいい!」の我が子の一言。
子供がこのように言うのはどうしてなのでしょう。
今回は、
その主な理由を探りつつ、
パパとママそれぞれができる対応策についても取り上げます!
パパの心にグサッと刺さる「パパいや!ママがいい!」パパ・ママそれぞれにできること
子供が「パパいや!ママがいい!」と言う理由と対応策について、「台所のある幼児教室 こんぺいと」の代表で、子育てアドバイザー/幼稚園教諭の斉藤明美先生にお話を伺いました。
「パパいや!ママがいい!」と我が子が言うのはどうして?
ママと過ごす時間が長いと、「これはママとやってきたことだからママがいい」となり、その裏返しで「パパいや!」になりやすくなります。また、ママと子供は妊娠期間中、文字通り一心同体の時期があるわけですし、その後も授乳などでお互いの距離が近くなりますね。子供にとってママの方が安心感を得やすいのは、自然なことだと思います。
また、0才や1才の段階でも、抱っこをパパに代わると泣いてしまうといった「パパいや現象」は見られますが、一般的に「いやいや期」と言われる2才くらいからさらに増えていきます。子供に自我が芽生え始めて主張が始まる時期ですね。反抗期の一つと捉えることもできます。
パパにできること
子供と一緒にやることを増やす
ママと事前に話し合い、「〇〇はパパが子供と一緒にやる」と決めておくとよいと思います。何気ないことでも、「パパと何かを共有する」ことが子供にとっては嬉しいこと。本を読む、絵を描く、歌を歌う、虫を探すなど、何でも良いです。特別なことをやろうとせず、普段の生活の中で一緒にできることを増やしていきましょう。パパと過ごす時間が増えるだけで、「ママがいい!」とならない家庭も多くあります。
子供の意思表示に過剰反応しない
子供の発言を真に受けて、必要以上に悲しく感じてしまうパパも多いようです。
例えば、あるパパは、2才半の我が子から「パパ、じゃま!」と勢いよく言われてグサッときたそうです。確かに大人にとって「じゃま=邪魔」という単語は強烈ですよね。でも、2才半の子供が、「邪魔」という気持ちで言ったのでしょうか。もしかしたら、覚え立ての言葉を使ってみただけで、子供にしてみると「ちょっとどいて」くらいの意味合いだったのかもしれません。
我が子の言葉や態度をネガティブに受け取るのではなく、成長の一過程として前向きに受け入れることが大切です。
ママにできること
パパを肯定する発言を心がける
子供は賢いので、ママがパパのことをどう思っているのかを敏感に感じ取ります。パパに文句ばかり言っていると、子供もパパに対して同じ気持ちを抱いてしまうものです。「パパ大好き」「パパすごい」「パパはかっこいい」といった言葉を意識的に発するように心がけましょう。子供もパパに対してポジティブな感情を持ってくれます。
パパと子供の触れ合いを後押しする
できるだけパパと子供が触れ合う機会が増えるよう、ママからも働きかけてあげると良いと思います。例えば、子供が絵を描いたときは、「今日こんな絵を描いたから、ほめてあげて」とそっとパパに耳打ちしてみましょう。パパが子供をほめた後は、今度は子供に対して「パパは○○のことをよく見ているね。○○のことが大好きなんだね」と言ってあげるのはどうでしょうか。さらに、「パパはどんな絵を描くんだろう。パパにも描いてもらおう」と提案するのも、パパと子供の触れ合いの機会が増やせて良いですね。
いかがでしたか?「パパいや!ママがいい!」と言っても、子供の本心は実はそうではないと思います。
パパは、どうぞ自信を持って我が子に接してください。
そしてママは、パパのことを優しく見守り、ときにサポートしてあげてくださいね。