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第11回行楽シーズン到来! 秋のおでかけはパパの特製弁当で!

目次

子育てマンガ「息子よ! これが男飯だ!」

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プロフィール
エイイチ
東京のデザイン会社に勤めた後、フリーランスのイラストレーターに。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭インターナショナル・ショートフィルム・ショウケース部門優秀アニメ賞を受賞するなど、アニメ、漫画、イラストの制作で頑張るパパ。

行楽シーズン到来! 秋のおでかけはパパの特製弁当で!

秋の柔らかな日差しのもと、芝生にシートを広げて、
家族みんなで食べるお弁当は格別です。

今回は、料理は得意じゃないというパパでも、
簡単に、おいしく作れて、美しく盛り付けられる
お弁当作りのコツをお伝えします。
この機会にお弁当作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

スペシャリストからのアドバイス
おいしいご飯を炊くためには
水と上手に付き合う!

 おいしいお弁当に欠かせないのは、おいしいご飯。そこでおいしいご飯の炊き方を、渋谷区にある小池精米店の小池理雄さんに教えてもらいました。小池さんは 日本米穀商連合会 が認定する五ツ星お米マイスターでもあります。

小池理雄さんの写真

ご飯をおいしく炊くコツ その1お米の保存は冷蔵庫で

 皆さんは野菜を冷蔵庫に入れて保存すると思いますが、お米は米びつなどに入れて、流しの下などに置いておく人が多いのではないでしょうか。しかし、お米も生鮮食品なんです。できれば野菜と同じように冷蔵庫の野菜室で保存してほしいと考えています。味の劣化に繋がる酸化を遅らせることができます。

ご飯をおいしく炊くコツ その2お米を研ぐ水にこだわる

 ご飯を炊く前にはお米を研ぎますが、冷蔵庫から出したばかりのお米は乾燥しているので、水分を一気に吸収します。ですから最初につける水が重要になってくるのです。水は水道水でもいいですが、ミネラルウォーターを使う手もあります。その場合は、軟水を選ぶといいでしょう。硬水よりもふっくらと炊き上がります。また、お米に付いていた不純物やぬかの臭いが水についてしまうので、最初の水は長くても10秒程度で捨ててください。

ご飯をおいしく炊くコツ その3お米はできるだけ優しく研ぐ

 お米を研ぐのは、お米の周りに残った余分な糠(ぬか)を取り除くためです。かつては、精米した段階でまだ糠がたくさん残っていたため、手のひらの腹の部分を使って力を入れて、とぎ汁が透明になるまでお米を研ぐ方がいいとされてきました。しかし、精米技術が高くなった今は、ほとんど糠が残っていないので、そこまでしっかり研がなくても十分においしく炊き上がります。

 お米を研ぐときに便利なのが、泡立て器です。泡立て器を使うと、力を入れすぎることがなく、優しく研げます。とても簡単なので、小さな子供でもお手伝いできると思います。また、白く濁った水を新しい水に取り替えるとき、お米をこぼしてしまうという人もいるでしょう。そんなときに使ってほしいのがザルです。お米はザルに入れて、水はボウルに張る。水を取り替えるときは、ボウルからザルを上げるのです。このときに使うザルは金属製よりも、お米が傷つかないプラスチック製がオススメです。

泡立て器でお米を研ぐと便利
プラスチック製のザルはお米を傷つけずお勧め
ご飯をおいしく炊くコツ その4炊くときは冷たい水で!

 研いだお米を釜に移したら、お米1合(180cc)に対して水200ccを入れて炊飯器で炊きます。お米に含まれるアミラーゼという酵素はデンプンを糖化して甘みを強くするのですが、その働きを活性化するためには、時間をかけて温度を上昇させる必要があります。炊くときの水は、温度を上げるのに時間がかかる冷たい水のほうがいいのです。

ご飯をおいしく炊くコツ その5炊き上がったご飯はすぐほぐす

 炊き上がったご飯はとても軟らかい状態です。そのままにしておくと潰れてしまいます。そのため、炊き上がったらすぐにほぐして、一粒一粒を空気に触れさせるようにしてください。ふっくらしながら、しゃっきりとした炊き上がりになります。ほぐすときはいたずらにごはんをかき混ぜるのでなく、ごはんの塊をしゃもじで切るような感覚です。

しゃもじで切るようにご飯をほぐす
お茶碗にご飯を盛る

 

スペシャリストからのアドバイス
おいしいおにぎりを作るには
しっかり握らないこと!

 おいしく炊き上がったご飯を外で食べるなら、やっぱり、おにぎりですよね。作るのは簡単だし、外でも食べやすい。そこで、世界各地でおにぎりの魅力を広げる活動をしている 一般社団法人おにぎり協会 の代表理事、中村祐介さんに、おいしいおにぎりの作り方とオススメメニューを教えてもらいました。

優しく握ると、おにぎりはおいしくなる

 おいしいおにぎりは口の中に入れたときに、ほろりと崩れて、お米のおいしさが口の中に広がります。さらにそのお米の味が具の味と上手に混じり合います。ですから、おにぎりを作るときに注意が必要なことは、強く握りすぎることです。

 強く握ってしまうと、お米が潰れてしまうので、せっかくのお米のおいしさをちゃんと味わうことができません。しかも、お弁当であれば、作ってから食べるまでに時間があるわけです。おもちのようにカチカチになってしまう恐れもあります。

 おにぎりは形を整える程度、つまり2回から3回くらい握れば十分。熱いうちに握れば、お米同士がくっつくため型崩れも防げます。

おにぎりは優しく握る

 ご飯が熱くて握れないというときは、アルミホイルを使って握るといいでしょう。衛生面でも安心です。出来上がったらそのまま包んで持っていくこともできます。

アルミホイルで包んで握る(1)
アルミホイルで包んで握る(2)
形にこだわると、おいしくなくなることも

 よくきれいな三角形にしようとする人がいますが、形にこだわるがあまり、握りすぎてしまうことがあります。形にこだわる必要はありません。おにぎりはかっこつけるほどおいしくなくなると考えましょう。丸形や俵形でもいいのです。

丸形のおにぎり
俵形のおにぎり

 また、具を中に入れると崩れやすくなるので、握りにくいと感じる人もいるかと思います。そんなときは、具をおにぎりの上に載せるだけで十分です。

子供が喜ぶアイデアおにぎり

 シャケや梅干しなど定番の具もいいですが、親子でアイデアを出し合い、新しい具に挑戦するのも楽しいと思います。いろいろな具に合うのが、おにぎりの魅力の一つです。例えばこんなメニューはいかがでしょう。

【から揚げおにぎり】から揚げおにぎりの写真

 天むすのようなスタイルで握ったおにぎりに、から揚げを乗せるだけで完成。とても簡単でボリュームも満点です。

【ポテトチップスおにぎり】ポテトチップスおにぎりの写真

 ポテトチップスを細かく砕いて、ふりかけのようにかけます。塩味がご飯によく合うし、ご飯の蒸気でポテトチップスが少ししんなりした感じがおいしい。食べる直前にかけると、パリッとした食感も楽しめます。

【ウインナー&チーズおにぎり】ウインナー&チーズおにぎりの写真

 子供が好きなもののオンパレード。スライスチーズとのりをおにぎりにかぶせるように巻いてください。のりとチーズはよく合います。最後にウインナーを載せて出来上がりです。

【お好み焼き風おにぎり】お好み焼き風おにぎりの写真

 揚げ玉に中濃ソースを絡めて最後に乾燥エビをパラリ。お好み焼きのようなパンチの効いた味が子供たちに大人気です。

 

スペシャリストからのアドバイス
お弁当箱を彩り豊かにするために
絵を描くように詰めてみよう

 料理は見た目も大事。お弁当箱を開けたとき、料理が美しく並んでいたら、パパの株が上がることは間違いなしです。パパ向けお弁当作り講座で教えているグラフィックデザイナーの村上誠さんにアドバイスをもらいました。

子供と一緒にお弁当を盛り付ける

黄・赤・青(緑)の食材で彩りを

 彩り豊かなお弁当を作るときに参考になるのは和食です。和食では旬を意識したさまざまな食材を使って、料理に豊かな彩りを与えます。色の基本となるのが、白・黒(紫)・黄・赤・青(緑)の五色。このバランスを意識すると、彩りはもちろん、栄養バランスも良くなります。特に黄・赤・青(緑)を入れると、見た目が美しくなり、食欲も増します。絵を描くような感覚で、子供と相談しながらお弁当箱に詰めてみてください。

 黄・赤・青(緑)の食材には以下のようなものがあります。

野菜 大豆、かぼちゃ、とうもろこし、さつまいも、パプリカ
肉・魚など 卵、チーズ
味付け カレー粉、マスタード
黄色の野菜

野菜 トマト、人参、パプリカ
肉・魚など 梅干し、ウインナー、ハム、ベーコン、鮭、エビ、カニかま、たらこ
味付け ケチャップ
赤色の野菜

野菜 レタス、きゅうり、ブロッコリー、ほうれん草、枝豆、ピーマン、グリーンピース、キャベツ、アスパラガス、いんげん
味付け バジルソース
緑色の野菜

 こういった食材の中には茹でるだけ、切るだけのものも多いので、それらをたくさん準備して配置していけば、彩りのあるお弁当になります。

斜めに切る、真ん中から置く

斜めに切って断面を見えるように

 料理の切り方を工夫するだけでも、お弁当の見栄えは良くなります。特に斜めに切ると、立体感が出ます。また肉巻や野菜を詰めたちくわなど、複数の色が使われている料理は、断面が見えるようにすると、より鮮やかに見えます。

料理の切り方(1)
料理の切り方(2)

真ん中に置く料理から決める

 お弁当箱という限られたスペースに並べるときは、端から詰めていってしまうものです。しかし、そうすると、全体のバランスが悪くなってしまいます。まずはメインディッシュとして真ん中に何を置くかを決めましょう。真ん中に置いてから、周りに置いていきましょう。

真ん中に置くメインディッシュになる料理から決める(1)真ん中に置くメインディッシュになる料理から決める(2)

一品ずつまとめない

 普段の料理でお皿に並べるときもそうですが、並べるのに慣れていない人は一品一品をそれぞれ一カ所にまとめがちです。一品ずつまとめる必要はありません。特に赤や緑のように色が鮮やかな品は、散らすことで、彩りは格段にアップします。

一品ずつまとめない(1)
一品ずつまとめない(2)
まとめ

 パパがお弁当を作ってくれれば、ママと子供は大喜びするはず。完璧を目指さなくていいのです。愛情を込めて作ることが、おいしさの秘訣です。